・P.10-11 【巻頭インタビュー】電力の需要が増えない可能性があるからといって備えなければそこが上限となり、電力さえあればもっと成長できる分野を停滞させることになる(趣意)
需要と供給はバランス取れていれば、いいだけではなく、供給側のバッファは常に持ち、
必要なときに供給を増やすことで、経済成長を止めないことが大切と受け止めました。
・P.16 【北海道・東北NWが託送料改定 需要減が収支に与える影響大きく】コロナ収束後の需要増を見込んだが、省エネの定着などで伸び悩んだ
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AI による概要
北海道で省エネルギーの取り組みが定着している主な理由は、厳しい寒さという地域特性による暖房需要の高さと、それに伴う光熱費の経済的負担が大きいためです。
具体的な背景は以下の通りです。
・厳しい気候条件と暖房需要
北海道は冬の寒さが厳しく、暖房が生活に不可欠です。このため、本州以南の地域に比べてエネルギー消費全体に占める暖房用の割合が高く、エネルギー使用量そのものも多くなる傾向があります。
・高い電力・光熱費
北海道は土地が広大であるため、送電網の総距離が長くなり、電力供給のコストが高くなりがちです。こうした地域特有の要因が影響し、他の地域よりも電気代や光熱費が高額になることが多く、家計や企業の経営に直結する重要な課題となっています。
・経済的インセンティブと意識の向上
高額な光熱費を削減することは、住民や企業にとって切実な経済的メリットとなります。このため、自然と省エネに対する意識が高まり、取り組みが定着しやすい環境にあります。建物の新築や改修時には、初期費用がかかっても将来的な光熱費削減のために高性能な省エネ住宅・建築物を選ぶ傾向が強いです。
・行政の取り組み
北海道庁や札幌市などは、「ゼロカーボン北海道」の実現を目指し、省エネルギーや再生可能エネルギーの導入に関する具体的な行動計画を策定しています。豊富な太陽光、風力、水力などの再生可能エネルギー資源を活用し、エネルギーの地産地消を進める取り組みも、省エネ意識の定着を後押ししています。
これらの要因が複合的に絡み合い、北海道では省エネルギーへの意識と実践が文化として根付いていると考えられます。
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どこまで行政の取り組みが消費者行動に、影響しているのかは、気になりました。
・P.28 【2050電力大不足の虚実】需給シナリオの問題点と対処法、脱炭素対応でLNG火力新設の動き 鉄鋼業界で電力原単位が増大へ
鉄鋼は日本国内で発電に次ぐ温室効果ガス排出セクターであることから、50年CN(カーボンニュートラル)に向けて対応が必要となる。(趣意)
エネルギーの将来を考えるとき、ある業界に着目して、今後の企画や提案に繋げるといいのかな、と思いました。
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