2025年10月30日木曜日

リーダーの仮面 「いちプレーヤー」から「マネジャー」に頭を切り替える思考法 を読んだ感想(1)

 リーダーの仮面 「いちプレーヤー」から「マネジャー」に頭を切り替える思考法

安藤広大(著)、ダイヤモンド社


・目次

はじめに なぜ、「リーダーの言動」が大事なのか?

序章 リーダーの仮面をかぶるための準備ー「鎖覚」の話

第1章 安心して信号を渡らせよー「ルール」の思考法

第2章 部下とは迷わず距離をとれー「位置」の思考法

第3章 大きなマンモスを狩りに行かせるー「利益」の思考法

第4章 褒められて伸びるタイプを生み出すなー「結果」の思考法

第5章 先頭の鳥が群れを引っ張っていくー「成長」の思考法/終章 リーダーの素顔


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はじめに なぜ、「リーダーの言動」が大事なのか?


・P.17 リーダーがフォーカスすべき5つのポイント、ルール・位置・利益・結果・成長


部下を公平に評価するためにも、必要なポイントと受け止めました。


序章 リーダーの仮面をかぶるための準備ー「鎖覚」の話


・P.39 学校で空気を読む訓練をさせられていた 国語では登場人物の気持ちを考えたり


この観点で学習していたという認識はなかったですが、言われてみればそうかもと思いました。


第1章 安心して信号を渡らせよー「ルール」の思考法


・P.87 ルールがないと、みんなお見合いをはじめ疑心暗鬼になり、人間関係がギスギスする 交通ルールがあるから安心して暮らせる


ルールというと、確かに窮屈なイメージを持つが、ルールがないと積極果敢なタイプの人に属人化してしまう恐れもあると思いました。もちろん、その人が標準化して共有してくれらば、その限りではないと思います。

また、交通ルールに関するくだりは、とても納得感あるものでした。


・P.91 チームが成長するかどうか。それはリーダーが感情に寄り添うことをやめれるかどうかにある


感情の機微を感じて仕事をしてきたタイプのため、ここが最大の課題なのかもしれないと、思いました。

2025年10月25日土曜日

「仮説起点の営業論」を読んだ感想 - 第5章 実践! 「仮説構築から交渉まで」の営業論

 ■書籍

仮説起点の営業論 キーエンスに学び、磨いたセールス・スキル (角川新書) 新書

– 2025/9/10 鈴木 眞理 (著)


【目次】

新書版まえがき――AI時代にこそ求められる仮説力

はじめに

第1章 なぜ仮説を立てられると「成果を出せる」のか?

第2章 仮説は「間違えてもいい」「完璧でなくていい」

第3章 この5つの視点から「仮説のアイデア」が生まれる

第4章 仮説を「論理的に考え、伝える」技術

第5章 実践! 「仮説構築から交渉まで」の営業論

おわりに──仮説を成果に繋げていく


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第5章 実践! 「仮説構築から交渉まで」の営業論


・仮説のインプット

決算書

中期経営計画

ミッション、ビジョン、バリュー

提供サービス

採用ページ

求人サイト

被保険者数(ベンチャー等非公開の場合)

業界団体サイト

同業他社サイト

その他メディア(日経、PR TIMES等)

企業SNS

など


これは今後参考にしたいと思いました。


・アカウントプラン作成手順(顧客分析)

1.顧客の置かれている市場動向

2.顧客の財務状況

3.顧客の戦略、取り組んでいるプロジェクト

4.自社とのビジネス履歴

5.ホワイトスペースマップ

6.顧客内のパワーストラクチャー(立ち位置、役割、関係)

7.顧客のパートナー企業

8.プロジェクト案のロードマップ


提案先のことについて、もっと深く理解して提案・企画しようと思いました。


「仮説起点の営業論」を読んだ感想 - 第4章 仮説を「論理的に考え、伝える」技術

 ■書籍

仮説起点の営業論 キーエンスに学び、磨いたセールス・スキル (角川新書) 新書

– 2025/9/10 鈴木 眞理 (著)


【目次】

新書版まえがき――AI時代にこそ求められる仮説力

はじめに

第1章 なぜ仮説を立てられると「成果を出せる」のか?

第2章 仮説は「間違えてもいい」「完璧でなくていい」

第3章 この5つの視点から「仮説のアイデア」が生まれる

第4章 仮説を「論理的に考え、伝える」技術

第5章 実践! 「仮説構築から交渉まで」の営業論

おわりに──仮説を成果に繋げていく


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第4章 仮説を「論理的に考え、伝える」技術


・P.258 基本は四角形と矢印で表現(ヒアリング中になにの図形がいいか考えている時間が無駄)


たしかに表現方法にとらわれるあまり、時間の浪費をしていたかも知れないと思いました。

一方で、相手もしっくりくる表現(細かいところを気にする顧客もいる)も時には、必要かもと思いました。


・P.265 行動経済学...


ここで紹介されている【極端性回避】などは、

普段自分もアンケートとかでやりがちだなと思いました。

多くの理論が紹介されており、営業パーソンだけでなく、社会人全般が知っていると

いいかなと思いました。


・P.270 「統計は嘘をつかないが、嘘つきは統計を使う。」


統計(Fact)の信憑性を逆手に取ることは、良くないことですね。

これもチラシや広告見るときに意識してます。


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2025年10月18日土曜日

「仮説起点の営業論」を読んだ感想 - 第1章 なぜ仮説を立てられると「成果を出せる」のか?

 ■書籍

仮説起点の営業論 キーエンスに学び、磨いたセールス・スキル (角川新書) 新書

– 2025/9/10 鈴木 眞理 (著)


【目次】

新書版まえがき――AI時代にこそ求められる仮説力

はじめに

第1章 なぜ仮説を立てられると「成果を出せる」のか?

第2章 仮説は「間違えてもいい」「完璧でなくていい」

第3章 この5つの視点から「仮説のアイデア」が生まれる

第4章 仮説を「論理的に考え、伝える」技術

第5章 実践! 「仮説構築から交渉まで」の営業論

おわりに──仮説を成果に繋げていく


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第1章 なぜ仮説を立てられると「成果を出せる」のか?


・P.49 テクノロジーが5000万人を突破するのにかかった時間

電話は75年、インターネットは4年


たしかに最近、AIの進歩がとても早く、数カ月単位で仕事の仕方に変化があると感じます。

日本の1企業で働く自分がそう感じるのだから、最先端技術の中で働いている人は

想像以上の働き方(もしくは働くという概念そのものが変わる時代が来るかも)なのか、

と考えてしまう。


・P.54 結論を早く出すために重要なのは、ゴールから逆算して考えることです。

①決断結果を考える

②その結果が正しいと判断するための要素を考える

③そのために必要な情報を集める


コンサル業務(まだ修行の身...)で、トップダウン思考を意識して

仕事の進め方を整理することもあるので、うんうんと頷いてしまった。

もちろん、ボトムアップ思考での組み立てを使いわけが大切と思ってます。


・P.56 元ソフトバンク社長室長の三木雄信さんが書いた『孫正義「リスク」を「成功」に変える28のルール』によると、孫正義さんはソフトバンクの社員によくこんなことを言っていたそうです。

「どんなことでも10秒考えればわかる。10秒考えてもわからない問題は、それ以上考えても無駄だ。」


自分が比較的抱え込んでしまい、時間を浪費する傾向性があると感じてから

Google人工知能チームが採用する15分ルール(*)を意識していたのですが、

10秒とはビックリしました。

それだけ判断スピードを早くして意思決定をすぐできるように

訓練しているのかなと想像しました。


(*)問題に直面したとき、まずは15分間自分で解決を試み、進展がなければ人に聞くということです。